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文学賞殺人事件 大いなる助走のkickのレビュー・感想・評価

4.2
昭和の力強さを感じる映画。今じゃ絶対に観れない。

批評家気取りの人間がいっぱい出てくるの
インターネットで可視化されただけでこういう人間は昔からいるのだと思わされる。

俺にはこれしかないだの文学を言い訳にしていく主人公たちは、自分の人生から目を背け空想にすがる。自分も同じ様な人間だから尚更共感してしまう。

すがる想いが強いほど報われなければそれは憎悪や怒りに変わる。向き合い方を考えなければと思うけど、それでも現実は厳しいから逃げたくなる。
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