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文学賞殺人事件 大いなる助走のoden8のレビュー・感想・評価

3.6
文学の魔力に取り憑かれ墜ちていく男のお話。
文学を通ってきてない僕からすると"文学って何よ〜んっ!???"な作品。
僕からすると奇天烈いやコロ助なり〜の世界観ですよね〜。なんそれっ。

佐藤浩市様の若かりし頃を、初めてちゃんと観たかも…。あの凛々しいルックスに宿る狂気が堪んねぇ〜のよねん。
クセの強い俳優陣の中でも、眩いばかりに燦然と輝いてはるものね〜。

人を魅了するものの光と闇。どちらであれ人を狂わせていく。気付くと抜け出せなくなってる。

終盤の転換は、まさに大いなる助走が爆発力を発揮するのよん。あぁ〜脚本の力ってアメイジングと。

劇中終始行われている文学の薀蓄合戦には常に"??"が付き纏うけど…。
その姿が実に滑稽である。
そんな僕も映画を観ては語っているのだから。なんともお恥ずかしい限りなのだけどもん。
とはいえ、自分の癖や理想を…文学や映画に変換して語らうことも、泡沫の悦に浸れ乙なもんであることも実であるのではん。

あっ…片桐はいり様は魔女コさんでらっしゃいますのん??今と変わんなくね???

Cast(役者·キャラ) 4
Story(物語) 3
Architecture(構成) 4
Picture(画) 3
Acoustic (音) 4
22-432
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