さくぞー

文学賞殺人事件 大いなる助走のさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

悲喜劇という言葉って言わんとすることは分かるけど当てはまるものが中々ない言葉だと思うけど本作はまさに悲喜劇の傑作。
ずっと観たかったけど地元のTSUTAYAに全くなかった作品がこうして観られる。アマプラ万歳、サブスク万歳であります。

同人会というか作家志望の嫌な部分とか大好き。本編であろう東京編の前まででお腹いっぱい。この程度なら自分にも書けるだろうと思って書き始めるのも良い。
それに留まらず作家界の悪いところを誇張しまくってブラックな笑いを詰め込んでいる。選評にブチギレるシーンとか最高。
でもここまでぶっ飛んでるんだから、曖昧なオチは良くない。死にゆく京二が見た夢とハッキリ描いてくれてたら良かった。

直本賞候補に残った手紙を妹に読んでもらって気持ちよくなってるシーンめちゃくちゃ好き。妹とずっと仲良しなのも良い。
筒井康隆のシーン長くて草。

映像:====C
脚本:=====B
編集:=====B
俳優:=====B
人物:======A
音楽:====C
音響:====C
【MVP】市谷京二
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