いちじく

噂の二人のいちじくのネタバレレビュー・内容・結末

噂の二人(1961年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

オードリー・ヘップバーンとシャーリー・マクレーンは2人で学校を営んでいて、ようやく経営が軌道に乗ってきたところ。
しかし問題児が発端の噂話でレズ疑惑が起こり、生徒達は全員転校してしまった。
名誉毀損を争った裁判も負けてしまう。
シャーリー・マクレーンは自分の恋心をオードリー・ヘップバーンに告白した後に自殺する。
葬式から力強く歩き去るオードリー・ヘップバーン。


コメディのような、ホラーのような。

問題児メアリーの貫禄さえ感じる女傑っぷりと、シャーリー・マクレーンの情緒の激しさを笑っていたら、まさかの結末に震える。罪悪感。

叔母ちゃん追い出すの酷いと思ったが、後半のやらかしはデカすぎる。

この映画上の同性愛への忌避感って宗教からくるもんなのかな?実際の時代の温度感がいまいち伝わらず。
同性愛差別反対って映画でもなさそう。シャーリー・マクレーン以外はみんな同性愛=禁忌な価値観っぽいし。ただ噂話に翻弄された人達。
『この三人』も見て比べたい。

メアリーのでかい横顔が前景に、小さいオードリー・ヘップバーンが後景にくるカットが好き。
メアリーは開いたドアからキス目撃したって言えばいいんじゃないのか。

オードリー・ヘップバーンが何故に彼氏を突き放したのかよくわからず。
葬式後、流石に傍に寄れない彼氏。
いじめられっ子は盗癖あり。

「意味が変わったの。子供 愛 友達 女、、、どの言葉も危険だわ。"結婚"にも別の意味がある。」
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