前から観たかった作品である。
ジュードロウが出てる同じタイトル映画とは別物。
ドイツ映画なんで、ドイツ軍人がちゃんとドイツ語喋ります。
ドイツ映画なんで、軍服の着こなしがちゃんとしてます。
ドイツ映画なんで、ヒーローとか出てきません。
以上の点で俺的にポイント高しだよ。
なんだろう、ちょっと不思議な映画だったな。
派手な戦いは映画の冒頭だけだし、
戦争映画にありがちな、
戦争の悲惨さを描写している反戦映画でもなさそうだし、最悪な戦いであることは間違いないのだが、段々と居心地が良くなってくる主人公部隊の面々…やっと兵隊さん達の名前を覚えてきた頃には、全員死亡…なんて映画や。
大量の軍人エキストラ、歴史に忠実なドイツ兵器の登場、
極寒冬将軍のリアル、絵的な説得力があるから没入感も半端ではない。
まさにクソミソの戦い。
ヨーロッパ映画特有の生死歓を最悪なスターリングラードの戦いを通して堪能できる作品。
間違いなく傑作は間違いない。
とても良く出来た映画だった。素晴らしい。
