このレビューはネタバレを含みます
フリードキン監督、パチーノの同性潜入警察
2009年9月5日 17時26分レビュー
1979年作品、脚本、監督ウィリアムフリードキン。
「フレンチコネクション」でアカデミー賞までかっさらたフリードキン監督の続刑事物は、ハード潜入捜査物語。
アルパチーノが連続ゲイ殺人犯に迫るべく潜入捜査を引き受ける。
前半の同性酒場いわゆる「ゲイバー」描写がこの頃にしては過激です、ある意味必見。
「グッドフェローズ」の上司であるポールソルヴィーノ。
80年代隠れた名作に出まくるパチーノの恋人カレンアレン。
音楽の絶え間ないハードコアパンクの音
無数のムキムキ警察官の男たちに別のホラーを感じる。
自分としてR-18指定。
かなりのリアル同性の描写にアルパチーノがどうなっていくのか?
ハードゲイコップになりきってないのが、残念。
期待したのだがかなり肩すかし。
本作だけなかなかDVD化しない作品だったので気になったのだが、シナリオがイマイチ盛り上がりに欠けていて、バチーノもかなりの傍観者。
酷い仕打ちも受けるが、なんかアルパチーノじゃなくてもいいんじゃない?
ともみてるうちに邪念発生。
潜入捜査のわりに部外者を貫くバチーノがどうも納得できない。
もっと女装したり同性愛につっこみそうになったり、パチーノの体当たりの演技を期待しすぎたせいか、かなり無難な出来でした。
けど違う意味で凄い世界が覗けるので必見。
アルパチーノファンの方は是非!