「私たちは似た者同士だ、まるで鏡を挟んで向き合う実体と虚像のように」
本作は士郎正宗先生の独特すぎる世界観と押井守監督のキレキレの演出の、本当に二つの才能が起こしたとんでもない化学反応に僕はずーっと圧倒されてしました。
この物語の導入からラストバトルまで85分の中で起こる起承転結が、とにかく秀逸すぎて本作で余計なシーンは全く無いぐらい、
やっぱり僕がベスト・ムービー10で選んでいる『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』の伊藤和典さんの脚本も素晴らしいので、本作をめちゃくちゃ面白く感じてしまうのは必然だと僕は思いました!
それに個人的に大好きのクライム・サスペンス雰囲気で描かれる、切なくて哲学的な物語も面白くて最後に人形使いが語る深く台詞に僕は凄く感銘しました。