この作品の前にブレードランナーがあって、
この作品の背中にマトリックスがある。
そんな印象の作品。
美術とかは多分、軍艦島とか中国の九龍城とかを参考にしてるのかな。
どうしようもないくらいディストピア感を思わせる世界観の話で、
ガキの頃イノセンスとAKIRAを見て感じた印象まんまに伝わるっていうのは、
やっぱり当時としても先鋭的なアニメーションだったんだろうなぁと思う。
あと、その二つにも共通して言えることだけど、その近辺で作られたアニメーションって音が独特。
なんか、現実にもあるはずの効果がアニメ特有になるっていうか…。
音楽もすごく良いんだけど、
RIOオリンピックの閉会式の君が代って絶対この映画からオマージュしかけてるよね。