ディセントの福福吉吉のネタバレレビュー・内容・結末

交通事故で夫と娘を失ったサラを元気付けるため、ジュノを始めサラの友人たちは洞窟探検を企画し、サラも参加することになった。地下深くの洞窟へ降りていき、最初は順調に事が進んだが、途中で洞窟の出口が塞がり閉ざされてしまう。さらに悪いことにジュノがこの洞窟が前人未踏であり、捜索隊の到着が期待できないことを隠していたことが発覚してしまう。出口の分からない恐怖や不安に晒されながらサラたちは出口を求めて洞窟をさまようになってしまった。

ストーリー構成が秀逸で、前半は出口の分からない洞窟をさまよう状況から来る不安や恐怖を、後半は得体のしれないクリーチャーに襲われ、逃げ惑う恐怖をそれぞれ十二分に描いていてとても面白い。暗闇の洞窟は圧迫感が非常に強く、この状況だけでも充分怖い。後半から襲ってくるクリーチャーも非常に不気味で気味が悪い。最後まで興味の尽きることのない作品だった。
非常に面白かったと思います。