このレビューはネタバレを含みます
死刑制度や在日韓国人問題という重いテーマの映画でしたが、内容はドタバタ喜劇が中心です笑。
出演者である渡辺文雄の感情的でコミカルな演技、妖艶な姿が印象的な小山明子、小松方正の冷静沈着なセリフなどなど…
最初は社会問題をコメディタッチで風刺していく話かと思ったら、途中からとても深い話になっていく。死刑制度、人種差別の問題以外にも、宗教、哲学、戦争、国家、官僚制など色んな問題を含んだシナリオ。Rである…
>>続きを読む死刑も戦争も国の為の殺人であることに変わりはないという。欲望が現実を想像に近付かせて実害を生みだす。死刑廃止論者ではないが、集団殺人という自身の加害性に目を瞑り薄っぺらい道徳を振り翳す姿勢は如何なも…
>>続きを読む一応の正義の側に立っている人が悪の概念を説明しているうちに説明できるということはその人自身が悪を内包していて死刑囚も執行人もぶっちゃけ悪をやったかやらなかったかの違いでしかないよねということが明らか…
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