パン

絞死刑のパンのレビュー・感想・評価

絞死刑(1968年製作の映画)
3.7
ブラックユーモア満載な社会派映画だ。
冒頭の大島渚監督ご本人のナレーションが気合入ってて本気の左翼映画って感じがする。

やっぱり初期のATG作品って反権力的な内容が多いよね。
ATG作品は78年あたりから方向転換するけどそれまではひたすら国家や社会に対して反旗を翻すかのような内容がメインだ。

やっぱ俺も死刑制度には反対だな。
別にこの映画を観たからというわけじゃないが…

少なくとも日本では死にたがってる人や本当に自殺する人が実際に沢山いるわけで、別に死刑があっても犯罪の抑止になってないと思う。
死んだらそこで終わりなんだから罪を償うというより臭いものに蓋をしてるだけだと思う。
仮に自分が死刑相当の罪で裁かれる立場だったら死刑よりも無期懲役のほうが遥かに過酷に思える。
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