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絞死刑の夜のレビュー・感想・評価

絞死刑(1968年製作の映画)
3.2
二人の童女を強姦殺人した朝鮮人の死刑囚Rくん。死刑を執行したものの何故か脈がある。意識を取り戻したRくんは記憶を失っており罪を犯したことも覚えていない。なんとか罪の意識を思い出してもらい死刑をやり直すため、立ち会った刑務官や医師たちが幼少期から事件までを舞台仕立てで再現する。人種差別盛り盛りのブラックコメディ。
絞死刑廃止に賛成か反対か。大島渚のアティチュードが色濃く出過ぎていて少し疲れた。長い。執行される前の手錠が延々ガチャガチャいう音が生々しかった。恋愛や烈情に対する想像と現実のくだりだけの映画が観たい。
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