りょうた

風が踊るのりょうたのネタバレレビュー・内容・結末

風が踊る(1981年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

前作『ステキな彼女』に引き続き、フォン・フェイフェイとケニー・ビー、アンソニー・チェンの三人が共演している。内容も上質なメロドラマという感じで非常に良かった。三人の共演作品がこの2作だけというのは少し悲しい。特に気に入っているのは、ビーとチェンが出会って話し始めるシーンだ。前作の彼女を置き去りにしてまで意気投合した二人であったが、今作もどこかその湧き出るような友情の片りんが垣間見える気がした。特にチェンが演じる人間の包容力みたいなのが表情から溢れている。その分彼の作品での立場というのが少し不憫な気もする。ただ、一人の女性をめぐって愛が交錯するということもなく、チェン自身もどこか納得しているような印象を受けて安堵している自分がいる。
通常版で鑑賞したが、画面が終始点滅しているようなノイズがあった。現在デジタルリマスター版が公開されているということなので、是非とも再鑑賞したい。
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