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関東緋桜一家のbrianのレビュー・感想・評価

関東緋桜一家(1972年製作の映画)
3.5
藤純子さんが七代目尾上菊五郎さんと結婚して引退するため最後の映画になる作品を観賞しました。
出演者はオールスターでそれぞれ個性が現れていて見どころがたくさんありました。
藤純子さんは気品と色気が漂い悪に立ち向かう凛々しい表情がカッコ良かったです。
この映画で一番楽しみにしていた寛美さんは松竹新喜劇の舞台そのままの演技で独特の台詞回しや絶妙な間の取り方がとても素晴らしい。天才役者ですね。

テレビの台頭と映画が衰退していく時代を合わせるかのようにマキノ監督は東映を退社してテレビ界へ転身。笠原和夫さんは任侠映画の脚本はこの作品が最後になります。
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