ホーランド33

レディホークのホーランド33のレビュー・感想・評価

レディホーク(1985年製作の映画)
3.7
『天国の鍵を盗んででも行きます』(劇中フィリップがインペリアスに返した台詞)

以前みたけどほぼ忘れていたので購入したが、そのままになっていた作品を視聴。

人外もの。邪悪な司教の呪いにより、イザボーは昼は鷹に、ナバールは夜は狼に姿を変えられてしまう。そのため愛し合う二人が人として会えるのは日の出前の数秒だけであるというファンタジーなお話。

中世らしからぬショートのミシェル・ファイファーが知的で綺麗(黒いローブが似合う✨)。ルトガー・ハウアーも騎士役が凛々しい(黒いマントが似合う✨)。大活躍するのは、スリで逮捕されていた脱獄少年フィリップ(通称ネズミ)。

イザボーもナバールも呪いに諦めムードの中、明るく機転の利くフィリップとナバールが偶然出会い、呪いの解決に向けてお話が動いていく。

ロケ地は(ネットが詳しいけど)イタリアの山岳地らしく、日没・日の出含む景色がすごく綺麗で癒された。

登場人物皆が過去に囚われてシリアスなのだけど、フィリップだけは苦労をものともせず、飄々と明るく感情のまま動くので、膠着した時が動き出す。主人公は実はフィリップなんだなぁと思った。マシュー・ブロデリックの持ち味がいかされていた。

当時の流行りなのか、挿入歌だけ(ロッキーとかスーパーマンみたいな)ダサさでちょっと残念😏

鷹や狼(大型の犬?)もかっこよかった(かわいかったし)、ナバールののる黒鹿毛のゴライアスは、走ったり、歩いたり、前足だけバイクのウィリーの様にあげたり、よくしつけられていて凄かった。

切なさもあるけど、ハッピーになれるのでおすすめしたい😌