逃げるし恥だし役立たず

グエムル -漢江の怪物-の逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)
2.0
序盤の怪物登場のシーンに戦慄。いかんせん後の展開が冗長過ぎる。物語がボヤけ過ぎて作品を殺している。主人公のカンドゥ(ソン・ガンホ)と娘のヒョンソ(コ・アソン)以外の父ヒボン(ピョン・ヒボン)や妹ナムジュ(ペ・ドゥナ)、弟ナミル(パク・ヘイル)は明らかに不要。環境汚染問題はまだしも、反体制思想や反米意識、腐敗社会へのアンチテーゼについてのシニカルなメッセージは不要である。怪物との死闘のみに絞った展開を所望。
日本の御家芸である特撮モノに関しての将来に不安を覚える作品。日本はアニメーション産業のみに注力するのではなく特撮モノの産業に関しても目を向けて育てていくべきだ。