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グエムル -漢江の怪物-の七のレビュー・感想・評価

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)
3.0
後に『パラサイト 半地下の家族』で名を馳せるポン・ジュノ監督。この作品で初鑑賞なのですが、正直謎が多く残ってしまうストーリーでした。社会風刺が含まれた作品らしいのですが、ホルムアルデヒドの廃棄と怪物誕生を結び付けるのは少々雑に思えますし、下水道に人間を保管していたのはなぜなのか、最後ヒョンソはどうなったのかもはっきりされていません。怪物のデザインの奇妙さや緊迫したシーンの撮り方の秀逸さで楽しめただけに、少しもったいない感じの作品でした。

個人的に『リンダ リンダ リンダ』の主役ソンちゃんを演じたペ・ドゥナの女優としての活躍が感慨深いです。
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