わたしの六月はゾンビ月間。
割と正統派な流れを続けて鑑賞したので変化球を・・・と手に取った一本。
この映画の主題歌、星野源の「フィルム」の特典DVDに収録されていたPVがゾンビものだったので、この映画もゾンビに関係あるんだろう・・・程度の予備知識で鑑賞。
関係なくても「主題歌のPVがゾンビ」と言い張るつもりで。
キコリと表現されているけれど・・・地方のベテラン林業従事者60歳と、若い映画関係者25歳がひょんな事から出会い、お互い成長する話。
映画的な伏線回収の作りは完璧で、ベテランの技が光る。
物語的には、一応接点のなさそうな二者が交流することでの成長みたいな部分はあるにしても、ほかは何もない。
この組み合わせの発想を「映画」という形に落とし込んだだけな印象。
映画のピンチをキコリが助け、キコリのピンチを映画が助ける・・・といった大がかりな仕掛けのある作品ではない。
ほんとうに、日常の延長なホッコリ映画。
大かがりじゃなさ具合が心地いい。
この撮影隊が撮っている映画が「ゾンビ映画」だったから、ゾンビ枠。
オーディオコメンタリーはあるが、スタッフメインで軽く裏話はあるにはあるが、解説が欲しい辺りに解説はなく、笑って鑑賞するタイプ。
星野源のPVは収録されていなかったが、通常版だったからかもしれない。