Harigane

キツツキと雨のHariganeのレビュー・感想・評価

キツツキと雨(2011年製作の映画)
3.6
<あらすじ>
木こりの克彦(役所広司)は突然現れた映画の撮影隊に戸惑いながらも撮影に協力し、克彦自身も頼まれてゾンビ役のエキストラとして出演する。
自分の意見を強く言えない新人映画監督の幸一(小栗旬)と出会うと、彼の台本に感動し、やがて映画作りの面白さに目覚めていく。
悩んでばかりいた幸一も克彦との次第に打ち解けていく中で成長を遂げていく・・・

<感想>
「まだ観てないん会」をきっかけに久しぶりに再鑑賞しました✨
初めて観た時は全然ハマらなかった今作でしたが、久しぶりに観たら結構面白かったです😁

全体的にゆる~い展開が観ていて心地よく、クスッと笑える部分も所々にあって楽しめました😊

「すばらしき世界」や「孤狼の血」でのワイルドな役柄も似合ってますが、今作のような癒しキャラもまたいいですね。
役所広司のゾンビには笑ったなぁ🧟
これが観れただけでも満足です🎶

挙動不審な映画監督を演じる小栗旬とのやり取りもほっこり微笑ましかったです😊

最初は映画の撮影隊に怪訝そうな表情を浮かべていた克彦も、中盤にはしっかり溶け込んでいて、むしろ克彦がいないと現場は締まらない程に重要な人物に👤
まぁ、それが仇になってなんと映画の撮影に没頭し過ぎて妻の三回忌を忘れてしまってましたが😅

慌てて帰宅すると喧嘩して出て行った息子浩一(高良健吾)が戻ってきていて、親父の分の礼服を用意していてくれている。
そして法事後の食事のシーンでは仕事を辞めた浩一に克彦の後を継ぐように説教する親戚に対して、
「浩一の気持ちもあるじゃろうが!」と怒り出す克彦。
この親子のお互いに対する気持ちが表れるシーンには感動しました🥲

終始まったりと観れて楽しい作品でした♪
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