ユースケ

モスラのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

モスラ(1996年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラが不在だった【ゴジラvsデストロイア】(1995年)から【ゴジラ2000 ミレニアム】(1999年)までの4年間、ゴジラの代わりにモスラが頑張った平成モスラシリーズ第1弾は、仕事を理由に森林を伐採し、家族より仕事を優先するダメ父親がモスラとデスギドラの戦いに巻き込まれ、家族と自然の大切さを思い知らされる怪獣映画の皮を被ったファミリー映画兼ジュブナイル映画。

みどころは、キングギドラ亜種ことデスギドラのイカつさ。ゴツゴツしたビジュアルもイカついけれど、6500万年前、火星を不毛の星に変え、地球の恐竜を絶滅させたエピソードも、火砕流撃弾、火龍重撃波、剛烈駆雷震、天怒爆突、轟砲一閃など、漢字が並ぶ必殺技も、モスラの幼虫に噛み付いて黄色い汁を出しちゃうところも、イカつい。

そんなイカついデスギドラを屋久杉の力でパワーアップした子モスラがビームを乱射してボコるクライマックスはわかりやすくテンアゲ。飛び道具ばっかでズルいとか言・ない・の、てか言わせな〜い。

小さいモスラと小さいドラゴンが延々とビーム撃ち合うリビングルームでの戦闘はダルいし、小美人(小林恵と山口紗弥加)が歌う【モスラの歌】は全く胸が熱くならないし、文句も色々ありますが、子供向けの怪獣映画なんで、まぁ、いいでしょう。

とりあえず、デスギドラの必殺技以上にモスラの必殺技が中二病全開だったので、ここに全部書いておきます。
エクセル・ストリングス、プチ・レールガン、フェイク・リフレクション、エクセル・ダッシュ、クロスヒート・レーザー、イリュージョン・ミラージュ、シュプリーム・ディフェンサー、イリュージョン・トラップ、マルチハレーション・ラッシュ、エクセル・シャイニング・フィールド、ライトニング・ハリケーン、スパークリング・パイルロード、ローリング・シャイン・アロー、シャイン・ストライク・バスター、パルセフォニック・シャワー、クリスタル・コーティング、ファイナル・フォール・オブ・ガイア、リニア・ドロップ…カタカナイッパイ。

ちなみに、【ダイ・ハード】の自己中なTVレポーターを思わせる自己中なTVレポーターは萩原流行が演じております。