さとむ

モスラのさとむのネタバレレビュー・内容・結末

モスラ(1996年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

小さい頃に映画館で観た記憶があり、モスラが海に沈んで行く姿を見て小さいながら悲しくなった事を今でも思い出す。

今回で2回目の鑑賞。
「ゴジラvsデストロイア」を鑑賞した後なのだけれど、設定や演出、セリフにクオリティの大きな低下を感じる。
特に前半は、年代を10年程遡った感じのチープな作品を観ているようだった。
それでいて子役の演技力はそれなりに高く、作品全体の違和感が強かった。
ちなみに、平成ゴジラシリーズとは恐らく別の世界線。

デスギドラが口から本物の炎を吐いたり、4足歩行である事に驚いたし、記憶以上にビジュアルが禍々しくカッコ良いのだけれど、鳴き声がほぼ象だったのがショック。
幾度かある、ベルベラがデスギドラに命令するシーンは「いやいつ手下にしたん」と思わず突っ込んでしまった。
キャスト各々の絶叫シーンは狂気すら感じた。
エリアスが最後の挨拶した時の兄妹の無感情な顔だけでもどうにかして欲しかった。

なんだかたまにプリキュアを思わせるような演出があったり。
エアリスがモスラを呼ぶシーンはそのプリキュアの変身シーンのようだった。

繭から羽化したモスラは顔付きも羽も全体的なビジュアルがカッコ良くなって素晴らしい。
鳴き声が少し鳥っぽくなってしまったのは何とも言えない。
そして幼虫期から成虫期まで技も沢山増えているのは見応え抜群。
もはやMP無限大の魔法使いレベル。
さとむ

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