醤油屋の弟子

老兵は死なずの醤油屋の弟子のレビュー・感想・評価

老兵は死なず(1943年製作の映画)
2.0
イギリス陸軍の軍人クライヴ・キャンディ中尉(R・リヴシイ)とドイツ軍の将校であるテオドル・クレッチマア・シュルドルフ大尉(A・ウォルブルック)の関係は、戦争という過酷な状況の中で形成されていきます。彼らは敵対している国の兵士でありながら、相手の人間性や尊厳を認め合うようになります。この関係は、戦争における個人の喪失や苦悩を象徴しており、相手を敵と見るだけでなく、共通の人間性を持つ者として接することの重要性を描いていると感じました。

物語の終盤ではキャンディ中尉は敵対する者との交流によって自分の認識を広げることができることを学びました。彼は単なる敵としてではなく、人間としての共通性を見出し、新たな戦いの意義を見出したのです。

ただこの映画は、時間も長くストーリーもこれといった盛り上がりも無いと感じました。私には合わない映画だったのが残念です。