マーくんパパ

老兵は死なずのマーくんパパのレビュー・感想・評価

老兵は死なず(1943年製作の映画)
3.0
20世紀初頭のボーア戦争から第一次大戦を経てナチスの時代になるまで英国軍人一筋に生きた武骨な男の半生記。第二次大戦中に制作、かつて決闘した敵方ドイツ大尉との友情信義も重んじる正義感が現在の敵国ナチスの大義なさに怒り一線退いても祖国防衛の市民隊を結成して老骨奮闘する国威発揚作品といえる。現役軍人生活の描写もほとんど戦闘場面は省略しほのぼのエピソードばかりで老年になるまでやたら長いのに閉口。主演のロジャー・リヴシイがS・トレーシーに似ていて混同。D・カーが三役兼任の奮闘。1941年アメリカ映画『ヨーク軍曹』に似てストレートに戦争極力描かずに戦意高揚促した作品でした。