ストーン/クリミアの亡霊の作品情報・感想・評価

ストーン/クリミアの亡霊1992年製作の映画)

STONE

製作国:

上映時間:88分

3.9

『ストーン/クリミアの亡霊』に投稿された感想・評価

RIO

RIOの感想・評価

4.0

チェーホフが甦る

暗い奥行きで感情を読みとる 動かない絵画を見ているみたいに
初期からの作品を撮影しているアレクサンドル・ブーロフ

第2の生を受けたチェーホフは生きることに理解できない青年に何も…

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塩湖

塩湖の感想・評価

4.5

本格的にソクーロフを好きになってきたかも。全編通して気圧されるが、鶴が隣に寝そべる男の衣服をくちばしでつまむところと、廃れた街から何かの視線がゆっくりと海に向けられる一連のシーンには特に胸を衝かれた…

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水蛇

水蛇の感想・評価

5.0
人生。14世紀くらいからこれを知ってる気がする。結局この映画を語る術がない。何を言っても自分でさみしくなる。無人島には持って行かないけど、あの世にこれだけはVHSごと持って行く。
BON

BONの感想・評価

4.8

青年とチェーホフの亡霊による魂の好感と宇宙の果て。

冬、クリミア半島のヤルタ。黒海のほとりにある館の番人である青年が、文豪チェーホフと思われる亡霊と出会う…。墨汁をボカしたようなモノクローム…

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mam

mamの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

生と死をめぐる三部作②

何でしょう...この濃密な空気感...。
少ないセリフの合間に醸し出されるピンと張り詰めた空気に心奪われる。

閉じ込められたような息苦しさの室内と、寒々しくも広大な風景が…

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Jaya

Jayaの感想・評価

2.9

このレビューはネタバレを含みます

古屋敷の番人の青年とチェーホフの幽霊が交流を深めていくお話。モノクロ画面が暗すぎて、何してんだかよく分からないシーンが多かったです。

記憶の限りでは別にチェーホフと名乗るわけでもなく、単なる不気味…

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Ryszard Czekałaの作品の静けさに近いものを感じた
「静かなる一頁」位までの、ただひたすら幻想的で色々よくわからぬものを混ぜて誰も真似のできない様子の表現になっていて魅力に溢れている。
生への絶望感。
静寂の中観客の寝息といびきが亡霊の呻きのように響き渡る珠玉の88分。
カラン

カランの感想・評価

4.5



ユーロスペースのソクーロフ特集。凄まじい。が、激しく眠かった。飯を控えめにして、酒も飲まず、コーヒーを飲んで、かなり集中して挑んだのだが、3回、意識を奪われかけた!その度に集中しろと自分を叱咤し…

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