ベビーパウダー山崎

レッド・スコルピオンのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

レッド・スコルピオン(1988年製作の映画)
2.5
冷血な殺人サイボーグとして育てられたドルフ・ラングレン、色々あって善悪の判断を己で下せる「人間」に戻るきっかけが、先住民族のシャーマン儀式。謎めいたサソリ入りの器から粉液体を飲まされ、うなされるラングレン。ラングレンがほぼ半裸で異国をさまよう、私は一体何者なのか?シュワちゃんもそうだが、筋肉役者たちの映画は常に「自分探しの旅」。
極悪人のロビイスト、ジャック・エイブラモフが金を集めてジョセフ・ジトーにB級映画を撮らす時点で軽く狂ってる。ジトーは、いつもどおりの全力仕事。二本立てなら裏の方。
柄付手榴弾を持ちながら近づいてくる敵を、腕ごとふっとばして爆発を防ぐメチャクチャなくだりが最高。