プラトーンのゴンザレスのレビュー・感想・評価

理性高い青年が凄惨な兵士へと姿を変える、戦争の現実を描いた作品。現代の撮影技術とは遠く、若干コミカルに見える演出もあるがそれも魅力に映る。「地獄の黙示録」と同じ舞台を描いているが、より戦闘を写実的に描いている。
ウィリアムデフォーの演技は相変わらず惹きつけられる。若かりし頃のジョニーデップが映っているのも見どころ。
どうしてベトコンはテト攻勢で当時の米軍を圧倒したのか。人海戦術なのか、それとも地政を知り尽くしていたからなのか。当時の戦況をリアルタイムに追いたくなった。