「プラトーン」
原題「Platoon」
1987/4/29公開 アメリカ作品 2018-078
アカデミー賞作品賞再鑑賞シリーズ
1987年第59回 アカデミー賞作品賞
ウィリアム・デフォーが絶命する時に天を仰ぐように両手を大きく掲げるシーン、ずっと印象に残ります。
巨匠オリバー・ストーン監督が自らの戦争体験を基にありのままの「ベトナム戦争」を描いた、生々しい衝撃作ですね。
その内容は、ベトナム戦争の最前線を舞台に、アメリカ軍による無抵抗のベトナム民間人虐殺・放火、米兵たちの間で広がる麻薬汚染、仲間内での殺人、誤爆など、地獄のような戦場、兵士達の赤裸々な姿と現実のベトナム戦争を描いています。
物哀しい音楽と、映像の臨場感と緊迫感が相まってその理不尽なリアリティが物凄く伝わってきます。
ウィリアム・デフォー演じるエリアスとトム・ベレンジャー演じバーンズの対立、これが極限における人間の在り方をその対比を持って見事に表現しています。
まあ、鑑賞後にも理不尽さが尾を引くようなそんな作品です。
ジョニー・デップが本作でハリウッドデビューなのも興味深いですね、
1970年代の「ディア・ハンター」や「地獄の黙示録」に次いで、1980年代にベトナム戦争を描いたオリバー・ストーンの代表作である。監督・脚本はオリバー・ストーン。出演はチャーリー・シーン、トム・ベレンジャー、ウィレム・デフォー。第59回アカデミー賞 作品賞、第44回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞受賞作品。
