海外で日本のアニメやマンガ作品がリメイクされると「なんだこれ?」となることも少なくない中で、実に堅実に作られた作品と言えるだろう。
監督は『ASTRO BOY』のファンらしいけど、なんかアトムに対する愛はひしひしと伝わってきた。
現代のリアルに寄せすぎずにしっかりレトロフューチャー感も出しているのは良かった。
アームカノンとか出てきた時は、そんなの「七つの威力」なんかじゃなーい!なんて思ったりもしたが、お尻のマシンガンがオミットされずに出てきたのは嬉しかった。
それと吹替の上戸彩が違和感がなくて良かった。
今回のアトムの顔がそこはかとなく彼女に似ていたというのもあるのだろうが、いい仕事をしていると感じた。
あと本編の評価とは違うが、冒頭の手塚治虫生誕80周年の「8」がヒョウタンツギになっていたのは、そのセンスに脱帽した(笑)