日本で言うところのモーテルは昔、田舎のラブホと同義だった。
欧米のそれは長距離移動が多い為、国道或いはハイウェイ沿いの簡易宿泊施設という意味合いの方が強い。
謂わゆるMotorist Hotelだ。
料金が安い分、最低限度の設備しかないし当然安っぽい。
ドアや壁も蹴り破れそうな程、安っぽい事もしばしばだ。
だからセキュリティはないとは言わないまでも、あまり信用出来ない。
都会のモーテルは連泊するなら経済的にBudget wise だし、田舎なら、普通は一泊だけな事が大半だ。
場所にもよるが、ある程度のリスクはやむを得ないと思うし、ほとんどの場合問題無い。
スナッフフィルムの相場は知らないが、思うにハイウェイのせいですっかり客足が落ちたモーテルやガススタンドで彼らも生きるために思いついた錬金術なのかも知れない。
しかしそこに迷いこまされた夏の虫カップルの設定がきつい。
子供の不慮の事故で離婚間際な夫婦でしかも妻は精神を病んでいる。
ターゲットの部屋にスナッフフィルムは置いとくなよと言いたいし、地下道にはちゃんとペストコントロールしてネズミは駆除しとこうよと言いたい。
旦那の忍耐力に感心する映画でした。
カッコいいオープニングとエンディングは既視感があるが思い出せない。
Psychoっぽさもあるけどちょっと違う。
