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川の底からこんにちはのudonのネタバレレビュー・内容・結末

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

みんな"中の下"で大した人間じゃないから、しょうがないからがんばって生きよう!という。

なんというか自分は気づいたときには"中の上"(自己採点)だったので、"中の下"だから〜みたいな卑屈な感じはあんまりなぁ〜て感じで見てたんですが、、
いやでも冷静に元々自分の中身は"下"で、自分の環境がたまたま"中の上"くらいで、そんである程度努力できる環境があってそして自分はその環境をしっかり活用してきた(つもり)のでという前提があっての"中の上"やなぁ、、ということに気づいた。
自分が頑張ってきたのは、元々しょうもない人間だからだったのかなぁ〜(がんばれる環境もあったし)と。

他人と比べてということはあんまりないつもりだったけど根底にあったのかな、、
というかもちろん人よりも自分が劣っている点があることは認識しているが、だから何が悪いというマインド、、(人間はみんな悪いとこも良いとこもあるからそこまで気にする必要ないマインド)
だから、おぉ〜、、根本的にはめっちゃ似てるかもですね。

まあなんにせよ、自分で何か決めて頑張ってるほうがきっと精神的によいよね。
開き直り万歳。

満島ひかりさすがすぎる、、、特にお父さんが死ぬこと「みんなに言い忘れちゃった」のところエグすぎて泣いた。
今まで自分の感情に麻痺してる感じだったのに。言葉にしないでよね、おじさん!!もう!!(誰)

あと全体的にはよくわからん〜と思いながら見ているところが多かったけど、満島ひかりの顔が美しいので一生退屈せずに見ていられる。(おばさんたちの態度の豹変具合などウザ人間の多さは気になったのと、女/男という概念に対するイメージが強すぎじゃね?というのは思ったんだけど。それをかき消す顔面の良さ!)
あとオモシロ要素ちょこちょこ入れてくださってるとこわりとちゃんとツボってる。

不器用でも生きてこうぜ不器用こそ人間だぜみたいな石井監督すち!
あと生きちゃったのときも思ったけど、子どもの純粋さが好き。


あと、大丈夫?って聞かれたら大丈夫って答えるしかないけど大丈夫なわけないだろ、って思ってたけど、あなたを心配してるよって意思表示自体が力になることもあるよね。
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