カズザク17

川の底からこんにちはのカズザク17のレビュー・感想・評価

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)
3.5
エリートと呼ばれる人、人生で成功を納めている人は、ほんの一握りの人達だけである。殆どの人が、いわゆる普通の人達で、この映画でいう「中の下」の人達である。才能がある訳でもなく、お金がある訳でもない。何もないとは言わないけれど、何か特別のモノを持っている訳でもない。出来ないモノは出来ない、無理なモノは無理…「しょうがない」でスッパリ割りきって、開き直って頑張るしかない。まずは主人公が、そして主人公に感化された周りの人達が、その事に気付き「しょうがない」から頑張り始める。普通の人達が頑張るから、普通に頑張ろうって元気をもらえる映画。
失敗をしない人間なんて居ない。失敗した時に、下手に隠そうとするのか?それとも失敗を認めて、謝って、気持ちを切り替えて…「しょうがない」って開き直って前向きに頑張ろうとするのか?は、人それぞれの気持ちの持ち方である。まだまだだけど、後者で有りたいと思う。