わにたつまき

川の底からこんにちはのわにたつまきのネタバレレビュー・内容・結末

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


笑って、泣いて、生きる活力になる映画。

実家のシジミパック詰め工場を引き継ぎますよーって話。

全体的には会話を中心にしたコメディでとても笑えます。

この作品は満島ひかり演じる佐和子の物語で、佐和子は20代で既に人生を諦めているような女性、小便を片づけるのがお前の仕事だと言われたら「そうかもしれませんね」って答えてしまうし、クズと言われてもしょうがないと思うし、彼氏に押されて嫌々ながらも実家に帰るし、親が病気だからしょうがなく実家のシジミパック詰め工場の業務を引き継ぎます。自分は中の下だからしょうがないと人生をすっかり諦めていますが、後半自分のあり方は頑張る事だってなってからは力いっぱい振り切って生きるようになる。この辺りからのむきだしの佐和子が素敵なんだよなぁ。

社歌の全力合唱の場面と遺灰の場面は最高!!

生きずらい僕の背中をそっと押してくれる映画です。
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