ゆいこ

マグノリアの花たち/スティール・マグノリアのゆいこのレビュー・感想・評価

3.9
命が受け継がれていく様を優しく温かい眼差しで見守るような作品だった。
病気を患う彼女とその母を想って、仲間が何度も手を重ね合うシーンがとても好き。
置かれている立場も年齢も様々な女達の友情。
共鳴し、思いやる絆の深さはこれ以上ない程強く逞しい。
哀しみを、さらに大きな愛で包む彼女達の懐の深さに胸がじんわり温められた。
あくまで女性達の友情に焦点があてられているものの、脇を固める男性陣の優しさがさりげなく光っていて、それもまた素敵だった。
サリー・フィールド、やはり大好きな女優。
彼女の涙、笑顔、泣き笑い。
どうしてこんなにも胸に迫るんだろう。
そしてなんと言ってもシャーリー・マクレーン。
劇中の役どころを知ってから見ると、ジャケットの彼女がたまらなく愛おしく感じられた。
ゆいこ

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