愛

マグノリアの花たち/スティール・マグノリアの愛のレビュー・感想・評価

4.3
病床のシーンが描かれる物語で、大切な人が衰弱している病室に迷いなく入りひと時も離れず手を握り続けるのは、いつだって女性だった。

出産は人生で最大の覚悟なのだろう。汚れた世界で命を育てる険しさ、いつ失うかわからない恐ろしさ。守るものが在るというだけで、人はここまで強くなれるのだろうか。誕生の瞬間も去る瞬間も見届ける強さを自然と身につけるのだろうか。「あなたも親になればわかる」って、世のお母さんたちによく言われたな。

女の子(のマインドの男の子もね)たちがマシンガントークするのって、それによって知らず知らず内省していたり、自分を鼓舞していたり、何かと変化をもたらすからなのかしらね。
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