2020年 鑑賞
ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」(01)のリメイク作品。監督は、「シャイン」「アトランティスのこころ」等のスコット・ヒックスさん。
マンハッタンのレストランで料理長を務めるケイト(キャサリン・ゼタ＝ジョーンズさん)は完璧主義者で、ファンが付くほど料理の腕が立つ。しかし他人とのコミュニケーションに難があり、オーナーの命令でセラピーにも通わされているが、本人に自覚はなかった...
自分に会いに来る途中で、姉と姪が事故に... 姉は即死、幸いにも難は逃れた姪のゾーイ(アビゲイル・ブレスリンさん)は助かった。色々な事情からケイトはゾーイを引き取り、一緒に生活をしてする決意をする。
職場では気丈に振る舞い、家ではアルバムを見てしんみり。朝は慣れないゾーイの学校の送迎を... 初の子育ての壁にぶちあたっているケイト。お利口だが、どこか現実を受け入れていないようなゾーイ。あくまで姉の娘、あくまで母の妹... 本当の親子のようになるのは困難か？
ケイトとゾーイを救ったのが、産休に入る副料理長の後任として雇われたニック(アーロン・エッカートさん)だった。凄く腕はいいが、ケイトと正反対の性格... が、ある日ケイトはゾーイを連れて厨房へ。厨房の隅のゾーイに、まかないのパスタを食べてみせたニック。すると...
その一件で、ケイトもゾーイも心も掴み始めたニック。
お店の手伝いをするようになったゾーイ。トリュフが臭いとクズ入れへ。トリュフが無くて慌てるケイト。クズ入れから戻し、丁寧に拭くケイト。ケイトの行為を見たゾーイは驚き、ケイトは「(これは)高価なの」と。その流れを見て微笑んでいるニック。これがいいんだよなぁ。これがサプライズのピザに繋がって行くし。もうサファリの擬似家族だ！
ある日、学校で呼び止められたケイト。ゾーイの居眠りを注意され、なおかつケイトの厨房での深夜労働が問題だとも言われ、このままではケイトとゾーイは一緒にはいられなくなる... 本当の親子のように思えてきたのに... そこでケイトの決断、休暇を取りゾーイと共に過ごすと... ゾーイと戯れるケイトは、無邪気！本当の親子のように見える！そこにニックも加わり、本当に幸せそうな3人。
しかし、休暇明けの厨房。ニックが新料理長の構想を感じ、ニックにきつく当たってしまったケイト... ニックも店を飛び出し...
また、家に来ないニックのことをケイトに問いただすゾーイ... ケイトの答えを聞いたゾーイ。翌朝ケイトの元から姿を消し...
金づる客の肉のレア度へのクレームに対するケイトの返答の行動に胸スカッ！そして何より最後のシーンと看板に上がった！料理と家族がワンプレートな作品はいいよねぇ！
ゾーイ役のアビゲイル・ブレスリンさんがまたいいの！「ママを忘れそう」は染みる... 少女の多感さを演じわけた彼女の将来が心配... 大成してくれますように。彼女ががっついたパスタ。彼女とニックが、愛情を込め、丹精かけて作ったピザ。あの朝の ”ニック、ケイト&ゾーイのレストラン“ で焼いたパンケーキ。”P“ ばっかりだが、お腹が空いた... Pのつく食べ物や料理っていいよね！プリン、パン、パニーニ、プルコギ、ピーチ、プチシュー、パイ、ペペロンチーノ、ポトフ、パフェ、ピーチパフェ、パインパフェ、プリンパフェ、ピンクグレープフルーツパフェ... 結局パフェ！
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