キャサリン・ゼタ=ジョーンズ目当ての鑑賞。
もう、あの顔になりたい。
料理も人生も火力と冷気でできている。みたいな映画:D
冷蔵庫の中が落ち着くケイトの行動は、彼女が人間的に冷たいのではなく、彼女が彼女自身を冷たい人間だと自覚(自嘲?)しているように見える。
そんな自分でも嫌気がさすプライドを、フランベの炎も気に留めない熱い男ニックが溶かしてくれる。♡
きっとケイトはそんな人を待っていた:)
姉の死や仮初の親子という冷たさ。新たな命の誕生や痺れる恋とキスの熱さ。
衝突と緩和を繰り返しながら進む人生の中で、そのどちらが欠けても味気なくなってしまう冷気と熱気が、ストーリの中で混ざり合っていく。
この映画の随所に光る技ありの演出の数々は、何度観ても感激する。
冷凍食品のフィッシュスティックが「解凍する料理」ということが重要な意味を持っていたり、
プライドを曲げさせられたケイトのエプロンにバーナの炎が引火して、冷蔵庫の女にニックの炎が燃え移ったことを演出していたり、
そんな比喩的な演出で、ケイトを氷、その他の人物を炎みたいな描き方をしている:D
俳優さんたちの演技も素敵です。♡
時に大人よりも大人なゾーイを演じるアビゲイル・ブレスリンの完璧な涙。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズのキスの後のドアを閉めるまでの目線と感情の流れ。
とか、10秒巻き戻しで10回くらい観たーw w w