C.Z.ジョーンズは理知的な美人で【Chicago】では鮮烈な印象を残したのに、以後残念ながら私には何も記憶に残る映画はない。
彼女にはもっと社会派な法廷サスペンスや事件を追う硬派な捜査官の方が似合うと思う。
今回は有能だけど容赦がないシェフという役回りだが、姪への接し方を見ても、然程難物には思えない。
A.ブレスリンは【Sign】で頭にアルミホイルコーンを乗せてた幼女から【A little miss sunshine】でドスケベな曲に合わせて無邪気に踊る少女役まで印象に残り過ぎる名子役だったが、この映画でもやはり母を亡くして、自分の居どころに思い悩む少女役はお見事でした。
欲を言えばベビーシッターのシャーロットとの絡みが見たかった。
Rare steak のシーンでカタルシスの落とし所もあったしハッピーエンドで良かったが、長い付き合いであっただろう前のオーナーとの確執の推移が少し分かり辛かった。
後ニックがいつからケイトの何処を好きになったのか？
或いは彼女のレシピが当初の近づく目的だったのか？
その辺りも分かりにくい。
決して悪くないけど、ハッピーエンドラブロマンスは、やはりちょっと苦手だ。
