ギリシャ神話のテセウスを主役にして、ティタノマキア(の戦い)を独自にアレンジし作り上げた物語の映画。
テセウスはイケメン、ヒロインは美人。
またアレスやアテナも美人で、総じて顔がいい人揃いのキャスティング。
ただ戦闘が割とワイルドなので、凡ゆるモノが豪快に弾け飛ぶ為、苦手な人はグロ注意。
（表現の緩和のためなのか、リアルさの追求のせいか、血の色は全体的にかなり黒め。)
色々御都合主義な部分はあるものの、総じて割と面白かった。
神々が超越し過ぎておらず、やや不器用さを感じさせる所がギリシャ神話らしくて好ましい。
ゼウスが女子贔屓な所も嫌いじゃない。
壮大さを感じる演出は、よりこの時代と世界観を表現してくれていると思えた。
暗いシーンが多いが、その分巫女のメイクが映えるものにしてあるのもいい。
ストップモーションやスローモーションも、分かりやすい人外の力を表現する効果だと思う。
被り物のバージョンの多さは、見ていて純粋に楽しかった。
ガッカリポイントとして、吹替えの場合はアテナの台詞がかなり棒読み。
また、近距離で見ると神々の衣装がやや安っぽいコスプレ衣装に見えてしまう。
まあ許容範囲内ではある。
