ゆっきー

プリンス・オブ・シティのゆっきーのレビュー・感想・評価

プリンス・オブ・シティ(1981年製作の映画)
3.5
無茶苦茶長いので3日に分けて観た。
麻薬捜査課の悪徳刑事が正義に目ざめるも、自らが告発される立場に追い詰めまれる話で、たしかにルメットにしては珍しく面白い。
カメラがかなり引いており、客観的に、クールに撮っている。

従来のルメット作品はメッセージ性が前面に出てしまっているが本作ではいい塩梅に抑えられているのが大きいのかもしれぬ。
終盤で複数人が1人の人間の処遇についてあれこれ議論をする、という展開が『12人の怒れる男』の繰り返しではあるが、こちらの場面でもかなりクールに撮られている。
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