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心を繋ぐ6ペンスのchiyoのレビュー・感想・評価

心を繋ぐ6ペンス(1967年製作の映画)
3.5
2021/11/18
百貨店で働く孤児のアーサーと幼なじみのアン。アーサー演じるトミー・スティールが元ロカビリー歌手、舞台版でも主役を務めていることもあり、歌とダンスともに安定感があって見応えがある。中でも、チタロー率いる劇場でのシーン、公園での子どもたちとのシーンがお気に入り。が、アーサー個人は舞い込んできた大金に浮かれすぎで、周りが見えなくなっているのが残念。また、上流階級への憧れが強く、アンへの仕打ちが可哀相でならなかった。その後の展開は予定調和ではあるものの、収まるべきところに収まった感があり、ホッと一安心。とにかく豪邸に住んでも驕りを見せないアンが素晴らしく、これまでのアーサーの言動を考えると彼女が彼を見限ってもいいくらい。あと、レトロな水着が可愛かった。
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