「正義を持たない力」
託す希望。
新たなる戦士。
約12年ぶりにこの作品を観ました。
なんともセンチメンタルな気分です。
僕の映画史を思い返す上で外せない一本。小4で週刊少年ジャンプに出逢うまで、僕にとってウルトラマンが世界の全てでした。兄はコスモスの世代、僕はメビウスの世代を生きていて親子でこの映画を観に行った思い出があります。それが僕の一番古い映画館の記憶です。
当時何にそんなに惹かれたかって、何よりもこの作品が抜群に面白く、カッコ良かったからです。
まずM78星雲 ウルトラの星の、光の国のデザイン。これには腰を抜かした。美しくて壮大で、ワクワクの止まらないデザインに今観ても感動しました。
それから6兄弟のマント。レジェンドはマントを羽織るだけで無限にカッコいい。なんて大人な世界だろうと子どもながらに思っていました。いらんことしてない感が最高です。
レイ、メビウス、ゼロももちろん主人公の輝きを放っていますがなんと言ってもタロウ、彼が断トツに渋くてカッコ良い。永遠の主人公ですね。ストリウム光線が懐かしすぎてなんか泣きそうになった。
「ウルトラマンゼロ!セブンの息子だ!!」
たまらないですね。
今観ると流石に急展開に驚かされる部分もあったけど、やっぱり面白かった。この作品が僕の感性の一部になっていることは確実です。
映画としても、また家族との思い出としても一生大切にしたい。おもちゃいっぱい持ってたなー。あれ何処にやったやろう。
あの頃の気持ち。
僕もまだウルトラマンに、英雄になれますかね。