全然駄作とかではないのだが、個人的にはそこまて評価はできないかな…というのが率直な感想。
子供向けなんだし、お祭り映画だし、固いこと言うなよと言われちゃうと確かにその通りなのだが。
ストーリーはあって無きが如し。
ほぼ全編にわたって戦闘シーンが大半。
ドラマをもうちょっと観たかったとは思うのだが、メインターゲットであるお子様の集中力という意味で考えると、これはこらて正解の一つなのかもしれない。
アクションは流石の坂本浩一監督、お見事と言わざるをえない。
残念ながらエロ監督(笑)の真骨頂、女性キャラの足技、太ももチラ見せキックはないが。
個人的には前２作品のようなノスタルジックな作風の方が好み。
そして怪獣とのバトルも、一体、一体、もっとじっくり観たい。
湯水の如く大量に現れる怪獣が光線技の一閃でわらわら倒される様は、私が観たかったウルトラ作品とはややベクトルか違う気がする。
もちろんセブンの息子であるゼロの師がレオとアストラだったりと昭和からのファンへのご褒美もあるにはあるのだが、トータルで観ると必ずしも手放しでは褒められない作品。
