ハーマンメルヴィルの小説『ピエール』が原作の映画。
裕福な家庭に生まれたピエールは仮面小説家としてヒット作を出し、恋人リュシーや姉というほどやり仲が良い母と何不自由のない暮らしをしていた。
しかし、ある日自身をピエールの姉だとなのる女と出会うことでピエールの考えや生活は一変する。
真意かわからないが、心のどこかに疑念があると人は何を疑い、信じていいのかわからなくなることがあると思う。
そして、真実を渇望するようになる。ピエールはまさに父の秘密に疑念があり、そこに入り込むように現れたイザベルに真実を見出したのではないか。
ドラマティックな作品だった。