猿とか、バイクとか、儚くて美しい女性とか、廃墟とか。カラックスらしさを再確認。そしてやはり観客を置いてきぼりにするカラックス。
これはメロドラマという認識でいいのかな?
ダメ男なのにモテモテな主人公ピエール。一瞬井戸を覗き込むシーンもあったし村上春樹みたいだった。
お互い求め合っても幸せになれないイザベルとピエール、悲しい。
イザベルに関しては過酷な生い立ちすぎて本当の愛情を知らないからピエールに頼っちゃった感あるし。
ピエールは結局誰も愛することが出来ない孤独さがしんどい。
息子との距離感がやたら近い綺麗な母親役、カトリーナドヌーヴだった!キャスティングすごいね。
オーケストラテロリスト集団、謎すぎて最高だったな。欲を言えばちょっと静かすぎる映画だったからもっと彼らに演奏して欲しかったな〜。