短評
『スピード』なのにスピード感0な駄目な続編。
どこにでもある海洋アクションへと成り下がり、前作のアクション演出とユーモアを真似しただけの代物になってしまった。
致命的なのは、やはりキアヌ・リーブスの降板だろう。サンドラ・ブロック演じるアニーがメインを張るも、彼女が無駄に騒ぎ立て完全にトラブルメーカー化しているのが鼻につく。中盤で放つチェーンソーギャグは正気かと疑ってしまう程にユーモアの欠片もない。
豪華客船が港町に突っ込んでいく終盤5分は、前作らしさをうまくトレースしていて面白いものの、それ以外は出来損ないの続編だ。是非キアヌ復帰で第3作を！(無理か)
