2作目。
イケメンキアヌはもういない、残念。
やはり“異常な状況でのロマンスは続かない”。
前作であのキアヌと即席の名バディを組んだサンドラブロック、彼女がまたしても乗り物大暴走に巻き込まれる。
どんだけ不運な女か、サンドラブロック。
“異常な状況でのロマンスは続かない”のに“異常な状況で”ばかりに遭遇する。
今度は“海の上”、で。
ウィレムデフォー。
彼の独特の風貌、残念だが“悪役”にしか見えない。今回ばかりは誤魔化しようもなく、明らかに悪役。と思ったら、悪役。
新しい彼とバカンス楽しみに来ただけなのに。
またしても“異常な状況でのロマンス”っぽい彼と、そのジンクスを払拭するために豪華客船での旅を楽しみたかっただけなのに。
大型の豪華客船がウィレムデフォーに乗っ取られる。
彼は彼なりの過去の不遇の復讐のためにこの計画を仕込み、1人で実行に及ぶ。
脱出できた客も居るが、多くの乗客を乗せたまま、彼に船の制御を奪われ、“暴走船”と化し、一路タンカーと島に向かって一直線。
すぐさま逃げれば良いのに、この新たな彼がロスの警官して、使命感に燃えまくる。
船員たちの抑止も振り切り、むしろ、船員よりも機転を利かして勇敢で向こう見ずに“暴走船”を止めんと奔走する。
キアヌほどスマートではないが、彼は彼で真面目で、勇敢で、彼女思い、でも、ちょっと不器用な感じがとても好感を持てた。
結局は、船員でもなく、専門家でもない彼とサンドラブロックの2人が、ウィレムデフォーと“暴走船”に立ち向かう構図に。
かなり乱暴なパニックアクションではある。
なぜだか前半は前作の“異常な状況でのロマンスは続かない”が尾を引いて、やたらとメロい。
そしたら、ウィレムデフォーがそれを1人でいきなり一刀両断して一同パニックに。
急にテンションの上がり具合と話のペースとパワーが突如上がる展開が見どころではある。
この一等航海士が彼に巻き込まれて奔走してる姿もなかなか見ものだし、この操舵士イケメン過ぎるし、そこまで有名ではないけどキャストたちもキャラが立ってて良い。
最後の“突撃”シーンは圧巻。これはハリウッドの真骨頂、か。このシーンは観て損はない。
そして、今回も“暴走船”で終わらぬ展開。
サンドラブロックがジャジャ馬すぎて、人質にとったウィレムデフォーが彼女に手を焼くのが笑う。
「お前は人質なんだぞぉぉぉ」
からの、肘鉄。人質にする人物を完全に間違うウィレムデフォー、そして、よそ見、ドッカーン、、、笑う。
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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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