めしいらず

血とバラのめしいらずのレビュー・感想・評価

血とバラ(1961年製作の映画)
3.2
どこか「ポーの一族」を思わせるような少女趣味的なゴシックホラーの佳編。物々しく樹々を捉えたショットや終盤の悪夢のシークエンスが甚だ美しく、そこからラストへの悲劇的な展開とオチに少女趣味のダークで意地悪な美学が感じられて陶然とさせられる。そして女優陣の美貌もまたこの手には欠かせない要素だろう。女の執念は恐ろしく、そして美しかった。
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