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血とバラのmomorexのレビュー・感想・評価

血とバラ(1961年製作の映画)
4.4
『世にも怪奇な物語/黒馬の哭く館』のロジェ・ヴァディム監督作。もう『血とバラ』なんてタイトルだけでクラクラしそうな吸引力。雰囲気も『黒馬の哭く館』に似ていて、現実と夢と謎が交錯しなから悲劇のラストへと向かっていく。
本作を観て新たに発見したこと。それはあのリンチ監督作『マルホランド・ドライブ』。濡れた黒髪のジョージアが『マルホランド・ドライブ』のカミーラ(であり、リタ)にそっくり。
ストーリーは全く違うけれども、本来の自分とこうありたい夢の自分をテーマにしている点はもしかしたら本作と通じるものがあるのかもしれない。『マルホランド・ドライブ』はリンチ監督による『血とバラ』の新解釈作品だったり...
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