Moeka

血とバラのMoekaのレビュー・感想・評価

血とバラ(1961年製作の映画)
3.9
数ある吸血鬼映画の中でも耽美派ヴァディムのこれはトップに好き♥️女吸血鬼カーミラを基にして現世の人間よりも強い霊魂が美女にのっとり男を奪おうとする増愛劇。真っ白なドレスに携えたバラが血に変わり、コクトーの詩人の血さながら窓のプールに飛び込み死者の世界を彷徨うシークエンスなんか恐ろしい美の極致。危険な関係もそうだけれど瀟洒なインテリアの中で美女たちが集う様は眼福につきる。
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