たむランボー怒りの脱出

血とバラのたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

血とバラ(1961年製作の映画)
4.0
傑作!
終盤、画面が白黒に変わる一場面、映画のギアが一気にかかった。何か凄いことが起こりそう!と思わせるような異様なオーラ。
この場面、数多ある恐怖映画でもなかなかお目にかかれないくらいの瑞々しさを湛えた映像。「癒し」と「畏怖」という全く相反するような感覚を同時に経験したような...。怖い映画はたくさん見てきたけど、こんなに奇妙な怖さは本当に初めて。水、窓、白い少女......。